
分科会
第1分科会分野領域 子育て・親育て
会場 | メッセウイングNHW(A)
【基調講演①】 演題「子どもの人権」

田部 眞樹子さん
1973年より市民活動に参加。
2003年から「チャイルドライン」、2008年からは「子どもの権利条例づくり」、「とぎれのない子育て支援のシステムづくり」を加え、3つの行政との協働事業を行う。
2006年「絵本ワールド」、2007年「日本子ども虐待防止学会 第13回学術集会みえ大会市民実行委員会」、2008年「子どもの権利条約フォーラム2008 inみえ」、2009年「子どもの権利フォーラム・マタニティフェスティバル ~子どもの権利は胎児から~」と実行委員会をつくり、行政関係者・NPO・地域で暮らす人たちと、子どもを主体者にした活動を行う。
2010年4月、皆さんと共に続けてきたNPO活動が認められ県民功労賞受賞。
【基調講演②】 演題「想いを繋げるコミュニケーション」

岩﨑 由純さん
1959年生まれ、山口県出身。
日本体育大学 体育学部体育学科 卒業
アメリカ・シラキューズ大学大学院体育学専攻科
アスレティック・トレーニング 修士課程
・日本コアコンディショニング協会 会長
・トレーナーズスクエア株式会社 代表取締役社長
・日本ペップトーク普及協会 代表理事
日本初の「アスレチックトレーナー」として、数々のスポーツ現場で活躍。アメリカ在学中に、ペップトークの迫力・想い・魅力を体感し、現在はスポーツ、教育、ビジネスの世界に普及するため全国で講演会を実施。
【趣旨・内容】
基調講演①では、三重県のNPO活動における「とぎれのない子育て支援のシステムづくり」をはじめとする行政とのさまざまな協働事業や、2009年に行われた「子どもの権利フォーラム・マタニティフェスティバル ~子どもの権利は胎児から~」など多数のフォーラムの実行委員会をつくり、行政関係者・NPO・地域で暮らす人たちと、子どもを主体者にした活動を行ってきた経験を紹介します。
基調講演②では、アメリカ在学中「アスレチックトレーナー」として、数々のスポーツの現場で、人を元気づける声掛けであるペップトークの迫力・想い・魅力を体感した経験から、ペップトークの重要性や実効性について、短い声掛けから、こころを揺さぶる感動的なスピーチにいたるさまざまな具体的シーンを通して、紹介するとともに、幅広くコミュニケーション手法を実践する意義などについて語ります。
2つの講演をもって、保護者の立場や教員の立場など、それぞれの立場から「今日から実践できる」子育て・親育てのヒントをお持ち帰りいただけるような分科会を目指します。
【形式】 講演+質疑応答
第2分科会分野領域 学校・教育
会場 | メッセウイングNHW(C)
【基調講演】

松葉 健司さん
23年間、三重県の県立高校2校で野球部の監督を務める。
選手が集まらない、練習する時間がない、場所がない、道具がない・・・
多くの指導者に「甲子園出場は絶対に無理」と言われた2校の県立高校野球部を、創部以来初の甲子園出場へと導く。
限られた時間と環境、そして“未来の人財”となる子どもたちの能力を如何に発揮させるのか?
教員時代には、そのユニークな指導法と、教育者としての想いや在り方を学ぶため、県内外問わず業界を超えた沢山の指導者や経営者がグラウンドを訪れる。また、その指導法や人としての考え方などを内容とした講演会の講師を務める。
そして、2017年3月、人財を育成することによって社会を変えるため、そして多くの教え子達に「トライする大人の背中」を見せるため、教職員を退職し、2017年4月、27年間の自身の教員生活で確立した人間の本質的能力を開花・発揮させる人財育成法を基に、「人財を創り出す人財を創る」をコンセプトとした、人財育成会社Human Freemanを設立。
豊かな人財を育成することで社会に貢献し、子どもたちの笑顔溢れる未来社会の創造をビジョンとする。
【趣旨・内容】
教員時代、勉強もクラブ活動も一生懸命に頑張っているが結果が伴ってこない生徒、実力は素晴らしいものを持っているが本番になると全く力を発揮できない生徒、逆に少ない頑張りで結果が伴う生徒、本番に強い生徒・・・スポーツにおいてもフォームや型を伝えても同じように力が発揮できる者とそうでない者に別れてしまう。
たくさんの生徒を見る中で『どうして同じ人間なのに結果や能力に格差が生まれるのか?』『動物にはそれほど大きな能力格差はないのに・・・』
いつもこの様な疑問に自問自答していました。
基これまでたくさんの生徒を観察し、対話し、共通項を探し、行き着いたところが『集中力』でした。集中力は人間の本質的能力=本能です。この本能をしっかりと刺激してあげれば、人はもの凄い力を発揮してきます。
時代は情報過多となり価値観の多様化となり『集中力』が低下しやすくなってきています。結果、実力が発揮しにくくなってきています。そうすると自分に自信が持てなくなったり、自己実現に挑まなくなります。
『心は循環させるもの』『心にはバランスがある』や『集中力UPのコツ』を、簡単な実技を通して実力発揮のコツをお伝えします。
自分の持っている力を発揮し、多様化の時代に対応し、自己実現に向けて突き進むキッカケになればと考えています。
高校生に力を発揮させることを重視して高校野球の指導に当たった元教諭の講演を受けて、教育活動の経験豊富なファシリテーターにより、「学校で育みたい力」をテーマに、講演者、教員、PTA、元生徒を交えてミニディスカッションを行います。

◆ファシリテーター
出口 勤さん
(生命〈いのち〉の教育研究所 代表)
大学卒業後、三重県公立学校教員として、普通科高校だけではなく専門学科設置校や定時制高校で33年間にわたり高校教育に携わり、この間、三重県教育委員会教職員課にも勤務。三重県立高等学校長を最後に退職したのち、生命の教育研究所を立ち上げ、「命の大切さ」「学校教育の意義」等、様々な教育課題に関して、高校生や保護者、教職員を対象に講演や研修会の講師を務めている。
◆パネリスト
・小川 恵理子さん
(三重県立四日市中央工業高等学校 前PTA会長)
21歳と19歳、二人の子を持つ母。
ASDの特性を持つ我が子と、スポーツ少年団から高校野球まで保護者の立場で携わってきた。
・牧野 友博さん
(三重県立松阪工業高等学校 教諭)
講師の松葉さんの教え子であり、現在は松阪工業高等学校の保健体育科の教諭。
同校硬式野球部の顧問を務めている。
・大学生
高等学校を卒業したばかりの大学生1名を予定
【形式】 基調講演+ミニディスカッション
第3分科会分野領域 進路・キャリア
会場 | 日硝ハイウエーアリーナ メインアリーナ
【基調講演】

國友 尚さん
三重県伊賀市生まれ。
大学在学中にシステム工学(バイオロボティクス)を研究する傍ら、放送作家/演出家として活動。テレビ番組や舞台などの脚本/演出を手掛ける。
ヤフー株式会社では企画部長、事業戦略部長を歴任。Yahoo!知恵袋、ヤフオクをはじめとした数々の新規事業開発を担当。KDDIでは新規事業統括部長、全社カスタマーエクスペリエンス責任者を歴任し、メディア、インターネット、コールセンター、auショップなどお客様接点を統括。9年連続CM好感度No.1のau三太郎CMや、経産省から7年連続大企業イノベーションランキングNo.1となった新規事業などを手掛ける。
2018年には新産業創出を手掛けるためのアソビジョン株式会社を創業。システム工学者として日本創造学会論文賞を受賞。
【趣旨・内容】
講演『AI時代におけるWell-Beingなキャリアデザイン ~青春期における感情・感動体験の重要性~』を受けて、政財界の有識者によるパネルディスカッションを開催します。
ファシリテーターは國友尚氏が担当、パネルディスカッションではゲストとして、NGO、ベンチャー企業、老舗企業三越伊勢丹といった異領域でのキャリアを歩んできた北川竜也氏、エディテイメントを謳い多くの子どもたちに職業体験機会を提供するキッザニアの運営会社であるKCJ GROUPの宮本美佐氏の2名を招き、次のアジェンダでディスカッションを繰り広げます。
①ご自身の青少年期から今に至るまでの「進路・キャリア」で抱いた葛藤
②親として自らの子育てで大切にしていること、心がけていること
③AI時代におけるWell-Beingなキャリアデザインについて
VUCAと呼ばれる変化が激しく不確実性が増す時代背景のもと、進路やキャリアにおいても正解が見えない時代に突入しています。進路やキャリアがどう在るべきかについては非常に難しい問いですが、変化を柔軟に受け入れ、ご自身がどのような環境下においてもWell-Beingであるためにどう在るべきかを考える重要性が高まってきました。
多種多様な考え方があり、そのどれもが尊重されるべきものであるということを、個性的なキャリアを歩んできた有識者たちの実体験を通じて、全国から集まるPTA関係者に伝えることができればと考えています。

◆パネリスト
北川 竜也さん
(株式会社三越伊勢丹 伊勢丹立川店店長)
三重県鈴鹿市生まれ。大学卒業後、国連の活動を支援するNGOで国際法廷設立等のプロジェクトに従事。帰国後、スコラ・コンサルトにて企業風土改革に携わった後、クオンタムリープにて新事業創出支援やベンチャー企業支援等を担当。その後、アレックスの創業に参画。越境EC事業の構築、運営を行う。2013年に三越伊勢丹入社。デジタル、EC、新規事業領域を幅広く担当。2023年4月より現職。

◆パネリスト
宮本 美佐さん
(KCJ GROUP株式会社 代表取締役副社長)
1990年、国際電信電話株式会社(現 KDDI株式会社)に入社。国際海底ケーブルの投資・建設・運用計画の策定に長く従事。以後、位置情報、地域活性化支援等、複数領域での新規事業立ち上げを担う。
2020年4月1日より現職。広報、マーケティング全般の他、キッザニア施設以外でのこども達のキッザニア体験、学びの事業化、教育的価値の研究、発表等を管掌している。
【形式】 基調講演+パネルディスカッション
第4分科会分野領域 PTA活動
会場 | 日硝ハイウエーアリーナ メインアリーナ
【基調講演】 演題「聞かせて!🍋レモンさん!『持続可能なハッピーPTA!』」

レモンさん(山本 シュウさん)
一般社団法人オセッカイダー代表(ラジオDJ)
小学校のPTA会長を5年務め、国立大学では『教職論』の講師、スポーツメンタルコーチとして今年ロスパラ五輪強化選手のサポート依頼を受けた。NHK Eテレ『バリバラ』の司会を15年勤めるなど、マルチに活躍。著書『PTA爆談』が有名。話題の新刊『オバちゃんオジさんがキレやすいのは 昭和のICチップのせいだから:レモンさん流怒りのコントロール術』がある。
【ミニディスカッション】
(レモンさんに尋ねてみよう)
佐賀大会の素晴らしい基調講演で参加者全員にエネルギーを充填してくれたレモンさんに登場いただきます。難しい時代を迎えているPTA活動にこれからどう取り組むのか、に必ずや様々な気づきやヒントを見つけ、元気になってもらえるはずです。レモンさんのトークの後は、平素PTAについて悩んだり疑問を感じることについて、レモンさんを交えて地元三重県のPTA会長2名と共に考えます。
〜レモンさんからのメッセージ〜
はじめまして❗️人呼んで、『男の顔をした、ただのお節介なシンセキのオバチャン❗️』“We areシンセキ!”が合言葉のオセッカイダー🍋レモンさんです❗️大丈夫です。少しすれば慣れます。どうぞ宜しくお願いいたします。
この度は、三重大会にて、皆様との『ご縁』を頂き、皆様との出会いを、今から楽しみにしております。子育てにお疲れのあなた❗️PTAでお疲れのあなた❗️会社でお疲れのあなた❗️とにかく『元気』が欲しいあなた❗️どうすれば笑顔が増えるのか❓その一つの答えはシンプルです❗️『レモンさんと出会うこと❗️』
なぜなら、それが、オセッカイダーレモンさんのミッションだからです❗️オバチャン知らんけど。きっと家族の中に笑顔が増える。チームの中にも笑顔が増える。そのために、沢山のお得な情報と、心にビタミンをお届けします❗️ちょっと酸っぱいですけどね。笑
特に❗️最近元気がない方、最近お疲れ気味の方を一人でも多く、遠慮なく、『お節快』(互いに快い)で、お声がけをお願いいたします‼『目から鱗』がボロボロ落ちる楽しい講演会です‼️
三重大会で、あなたと出逢えることを楽しみにしていまぷぅ〜❗️
“ We are シンセキ❗️”

◆司会・パネリスト
川端 有美さん
(接遇マナー人材育成 株式会社soar代表)
愛知県出身。2人の娘を育てる母。昨年度、相可高等学校PTA会長を務めた。国家資格キャリアコンサルタントとして活動中。学生のキャリア教育や就職支援にも力を入れている。接遇マナーやコミュニケーションスキルなど人材育成に関する企業研修講師、また司会業なども行っている。
令和7年2月より松阪市教育委員を拝命。
◆パネリスト
鈴木 寛子さん
(三重大会実行副委員長・三重県高等学校PTA連合会副会長・松阪高等学校PTA会長)
三重県出身。2人の子を育てる母。長男の入園と同時にPTA活動に携わり、幼稚園PTA会長、小学校PTA会長5年間、中学校では松阪市PTA連合会長を3年間と要職を歴任。現在三重県高等学校PTA連合会副会長を務める傍ら、地元小中学校での学校運営協議会委員長を務めるなど、教育振興に深く関わっている。
【形式】 基調講演+ミニディスカッション

アトラクション
大会1日目
会場 | 日硝ハイウエーアリーナ
メインアリーナ
(サブアリーナにはLIVE配信)
三重県立四日市商業高等学校
【 ギター・マンドリン部 】


<大会成績>
全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクール
・ 令和6年度 優良賞
・ 令和5年度 スペイン大使賞(全国6位)
・ 令和4年度 大阪府知事賞(全国4位)
本校のギター・マンドリン部は、創部70年の歴史を持つ伝統ある部活動です。私たちは、地域のイベントや福祉施設での演奏を通じて、音楽の楽しさや感動を届けることを目指しています。演奏を聴いてくださった方々の笑顔を見るたびに、音楽の持つ力を実感し、大きなやりがいを感じます。
また、全国大会での入賞を目標に掲げ、日々練習に励んでいます。仲間と切磋琢磨しながら演奏技術を磨き、これまでの努力を成果として発揮できるよう努めています。
さらに、毎年9月にはチャリティーコンサートを開催し、その収益をユニセフに寄付しています。音楽を通じて社会に貢献できることに喜びを感じながら、これからも多くの人とのつながりを大切にし、活動を続けていきます。
この度は三重へお越しいただいた皆様に、心からの歓迎の気持ちを込めて演奏させていただきます。よろしくお願いいたします。
大会2日目
会場 | 日硝ハイウエーアリーナ
メインアリーナ/サブアリーナ(映像)
三重県立相可高等学校
【 食物調理科 】



本校は、三重県の中勢に位置する多気郡多気町にあり、1907年に設立され、今年で118年になります。普通科と農産物の生産・流通、園芸福祉、環境問題を学ぶ生産経済科、土木について知識や技術を学び、技術者を養成する環境創造科、食産業の担い手を育成する食物調理科の4学科からなる総合高校で、生徒数は約580名。「地域とともに歩む学校」を目指す学校像にかかげ、地域との連携も多くあります。
食物調理科は1994年に家政科より学科改編し、今年で32年目。調理師コースと製菓コースがあり、調理師コースは三重県の県立高校で唯一、卒業と同時に調理師免許が取得できます。一方、製菓コースは、製菓・製パンを主に学び、2年生で希望をすれば製菓衛生師通信教育を受講、3年生で製菓衛生師国家試験を受験できます。就職先はほぼ全員が食物関係で、調理師やパティシエとして従事する以外にサービスにつく生徒も若干名います。進学先もほぼ全員が食物関係の学科に進んでいます。
2017年度から3年間、文部科学省の「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール事業」の指定を受け、「技術力」「経営力」「商品開発力」「コミュニケーション力」「グローバル力」の「『5つの力』育成計画」を策定し、研究を行いました。特に「グローバル力」に力を入れ、この3年間では多くの海外との交流やインターンシップを実施しました。
その後、新型コロナウイルス感染症の拡大により、これまでの活動が制限され中断を余儀なくされましたが、現在は多くの取り組みを再開し海外との交流も積極的に行っています。
2002年に多気町のごかつら池ふるさと村にオープンした「まごの店」は、「地産地消~地域と相可高校生の協働」をテーマに、土・日のみ営業し、仕入れから接客、販売、経理までを高校生だけで行う研修施設です。日本で最初の「高校生レストラン」で、ドラマにもなっています。季節の食材をてんぷらや煮しめにした「花御膳」、地元多気町特産の伊勢いもを練り込んだとろろ麺が名物の「とろろ麺定食」の2品を提供しています。製菓コースも、月に1~2回、隣接する施設「マルシェグランマ」で「まごスイーツ」としてお菓子の販売を行っています。
その他、地域との協働により、地域の食材を使った商品開発やレシピ提案、本校生産経済科との協働によるコンクールへの参加など幅広い活動を行っています。
地域を担い、世界で活躍する食のプロフェッショナルを目指し、日々取り組んでいます。